通勤の問題は無い。 だから田舎に住める と思ったんです。

園田さん 建築士(自営)
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妻の実家が八百津で、訪れるたびにいいとこだなと思っていました。

自邸を建てるため土地を探していたところ、妻の叔母から八百津の土地を譲り受ける話をもらいました。
前から八百津の雰囲気が好きだったので土地を見せてもらうことにしました。
その土地を見た時、「ここに住みたい」という住まい手の思いと「ここに建てたい」という建築士の思いが一致した土地でした。
自然の豊かさ、ゆっくりと流れる時間、言葉にするのは難しいですが「何かいいな」と直感で決めました。

職場は、自宅兼・事務所。
又は現場へ出向くというスタイル

八百津へ越してからも以前と仕事のスタイルは基本的に変わっていません。
これと言って困ったことも特にないです。設計事務所の仕事はネット環境があればできますが、施主との打ち合わせ、現場での打ち合わせ等で週の半分は外出しています。
あまりに交通の便が悪いところでは仕事に支障がでますが、八百津からでしたら仕事で頻繁に出かける名古屋、一宮へは約1時間で行けます。移動時間は増えましたが、外出に合わせて打ち合わせをまとめるなど工夫するようになり仕事の効率は以前より上がったように思います。
打ち合わせ相手から「八百津からわざわざ来て下さりありがとう」とよく言われます。相当遠くから来たと思われているのでしょうね・・・事務所が八百津にあるというだけで話のネタになっていいことも多いです。
自然の中での暮らしと仕事のバランスがよく、日々を過ごしています。

八百津での子育て、田舎だからできること

 子育てについて『絶対、田舎で育てたい』という思いは特にありませんでした。都会でも田舎でも子育ては親子の問題であってどんな環境でも親が信念を持って対応していければそれでよいと思っていました。
長女が3歳の時、八百津での暮らしが始まりました。幼少期の大事な時期を自然豊かな中濃地域で暮らすからこそできる子育ってなんだろうと考えた結果、周りの後押しもあり内向的だった妻が『森のようちえん』を立ち上げることになりました。
以前、住んでいた一宮で家を建てた場合、普通に保育園に長女を預けていたと思います。今でも妻が『森のようちえん』の代表としてやっているのが不思議で仕方ありませんが、八百津に住むと決めたことで受け身ではなく積極的に子育てをしようという思いに至ったのだと思います。都会的な子育て、田舎的な子育てどちらも良い面も好ましくない面もあると思いますが、八百津に住むからには田舎でしかできない体験を子供たちにはしてもらいたいという思いがあります。
毎日思いっきり外で遊んで、木の実や葉っぱをお土産に帰ってくる長女を見て田舎的な子育てもいいものだなと思っています。

八百津へ移住してからの生活の変化

八百津へ移住してからの生活の変化 日々の生活で自然に接することが増えました。家に薪ストーブがあるので休日に薪割りをしたり、庭で家庭菜園を行ったり、椎茸栽培したりと休日の過ごし方が今までとガラッと変わりました。何気ないことに幸せを感じ、生活自体を楽しむようになりました。
ここでの暮らしを多くの人に知ってもらいたいと思い、家でワークショップイベントを開催したり、遠方から友人を招いたりしています。来てくれた方の感想は「いいところだね」と口を揃えて言ってくれます。暮らしが変わったことで新たな出会いも増え、価値観も変わってきました。
町への興味が膨らみ町主催の『まち会』に参加したり、消防団に入団したりと何も躊躇することなく新たな場へ参加しています。田舎はひとりひとりの力が大事なので自分の力を発揮できる場がどこかにあるのではないかと思えるようになりました。
のどかな田園が広がり、人のあたたかさを感じ、素朴な生活ができる八百津での暮らしをとても贅沢なことだと感じています。